2022年6月5日日曜日

新型コロナウイルスの検査について

 こんにちは。春日部さくら病院 検査科スタッフですニコニコ音譜

 

現在、新型コロナウイルスの検査についてメディア等でいくつか取り上げられていますが、それぞれの検査について解説します!!

 

【 P C R 検 査 】

PCRとはポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の略で、遺伝子を増幅させて検出する方法です。新型コロナウイルスだけでなく、結核菌や肝炎ウイルスなどの感染を調べるために従来から実施されている検査方法サーチです。

 新型コロナウイルスの検査としては、鼻や咽頭を拭って細胞を採取して検査を行います。発症から9日以内であれば唾液からの検査も可能です。PCR検査は新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いられており、この検査で陽性判定が出た場合は新型コロナウイルスに感染しているということになります。

 ただし、検査には様々な過程があり熟練した検査技師が必要で、試薬を反応させるための高価な機械も必要です。また、結果が出るまでに数時間かかります。

 

【 抗 原 検 査 】

 PCR検査が遺伝子を増幅して検出するの対し、抗原検査は新型コロナウイルスに対する抗体を用いて抗原を検出する方法です薬。PCR検査とともに、新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いることができます。調査研究の結果、発症2~9日目では抗原検査とPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されました。そのため、症状の出現から2~9日目にこの検査で陰性となった場合には、その時点では新型コロナウイルス感染症ではないと診断することができます。

 抗原検査は特別な検査機器や試薬を必要とせず、検査キットで30分程度で結果が出ます。ただし、目的物を増幅させて検査することができないため、検出にはより多くのウイルス量が必要となります。そのため、無症状者のスクリーニング検査の目的では使うことができません。


【 抗 体 検 査 】

 PCR検査と抗原検査がウイルスそのものの有無を調べる検査なのに対し、抗体検査はウイルスに感染した人の体内で作られた抗体を検出する検査です。つまり、抗体検査はその人が過去に感染したことがあるかを調べることができます病院

 IgMは感染初期に増加しますが数週間すると減少していきます。それに対し、IgGは高い状態を保っています(下図参照)。多くの感染症ではIgGは数年間に渡って高値の状態が続きますが、新型コロナウイルスに関してはまだわかっていません。

 すなわち、おたふくなど感染症の種類によっては一度感染してIgGが陽性になれば二度と罹らない(終生免疫)とされていますが、新型コロナウイルスの場合は一度罹ったからといって今後新型コロナウイルスに係らないかどうかはまだはっきりしていません。


当院では現在のところいずれの検査も実施できませんので、ご了承ください。

エンゼルドームのひまわり

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